26日のエンゼルス-マリナーズ戦で大乱闘が起きた試合に関し、米大リーグ機構(MLB)が27日、両軍の当該者に出場停止処分を発表した。

出場停止は両軍計12人にも及び、エンゼルスはフィル・ネビン監督代行(51)に10試合もの出場停止を科せられるなど、マリナーズより重い9人に処分が下る厳罰裁定となった。処分内容は以下の通り。()内は出場停止理由。

【エンゼルス】

フィル・ネビン監督代行(51) 10試合(警告試合で故意死球を与えたため)

ドム・チティ投手コーチ補佐(63) 5試合(乱闘行為)

アンソニー・レンドン内野手(32) 5試合(負傷者リスト入り中にもかかわらず乱闘に加わったため。処分は同リストから復帰後に発効)

アンドリュー・ワンツ投手(26) 3試合(警告試合での故意死球)

ライアン・テペラ投手(34) 3試合(乱闘行為)

ライセル・イグレシアス投手(32) 2試合(乱闘行為)

レイ・モンゴメリー・ベンチコーチ(52) 2試合(乱闘行為)

マニー・デルカンポ通訳 2試合(乱闘行為)

ビル・ハセルマン捕手コーチ(56) 1試合(乱闘行為)

【マリナーズ】

ジェシー・ウインカー外野手(28) 7試合(乱闘を引き起こし、乱闘でも手を出したため)

J・Pクロフォード内野手(27) 5試合(乱闘で手を出したため)

フリオ・ロドリゲス外野手(21) 2試合(乱闘行為)

MLB発表の処分を各選手、監督、コーチらが受け入れ、異議がなければ、その時点から出場停止期間が有効となる。

◆26日のエンゼルス-マリナーズ戦の乱闘VTR 2回にエ軍の先発ワンツがマ軍ウインカーの臀部(でんぶ)に死球を与えた。これをきっかけに大乱闘が起こり、両監督、選手を合わせて合計8人が退場処分となった。エンゼルス大谷翔平投手(27)は乱闘の輪の後方で敵軍コーチや自軍スタッフを制止した。