エンゼルス大谷翔平投手(28)が、大逆転で2年連続のオールスター先発メンバーを勝ち取った。

オリオールズ戦の試合中、ファン投票の最終結果がESPNで発表され、ア・リーグDH部門1位に選出。1次投票では約55万票の大差をつけられていたアストロズのアルバレスを上回った。試合では19号ソロを含む5打数3安打と実力を発揮。球宴には投手としても選出されることが濃厚で、再び夢舞台での二刀流が実現しそうだ。

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リーグを代表するDHとして、大谷がビッグアーチをかけた。9回2死走者なし。オリオールズの右腕テートのチェンジアップを捉えた。角度33度、高く上がった打球は中堅フェンスを越える19号ソロ。ファン投票でオールスター2年連続のスタメン出場を決め、その御礼とばかりに豪快弾を放った。「(球宴選出は)すごいうれしいですし、もっともっと励みに頑張りたいなという気持ちにさせてもらえる」という言葉通りの恩返しの1発を決めた。

期待されるのは打者でだけではない。再び注目される球宴での二刀流。昨年は特例が認められ、DHで打席に入ってから先発投手としてマウンドに上がった。あれから1年。初の夢舞台を「ああいう雰囲気の中でプレーするというのはなかなかあることではないですし、来年も行きたいな、頑張りたいなと思わせてくれるところ」と振り返った。そして「マウンドに行くときはやっぱり特別だった」。シーズンとはひと味違った感慨深さもあった。

今季も、投手での選出が濃厚だ。だが、ここまでの成績はア・リーグではレイズ・マクラナハンやアストロズ・バーランダーらが大きく上回る。DHから先発マウンドに上がった昨季とは違い、2番手や3番手で登板する可能性もある。となれば、DHで打席を終えた後にブルペンで投手準備→初のリリーフ登板、が想定される流れ。「どうなるか、まだちょっと分からないですけど、皆さんと相談して、話して決めたいなと思います」。いずれにしても、お祭りで“何でもあり”なら、シーズンでは見られないサプライズ起用もあるかもしれない。

今年は本拠地アナハイムから近いドジャースタジアムでの開催。ロサンゼルスを盛り上げるためにも、成績にかかわらず先発を推す声もある。「エンゼルスのファンも来やすいかなと思うので、すごい楽しみにはしています。ドジャースタジアムでやることはなかなかそう多くはないので、楽しみにしたい」。歴史を刻んだ“オールスターで二刀流”からはや1年。今年も、夢が膨らむ「ショータイム」の祭典となりそうだ。【斎藤庸裕】

○…大谷、トラウトのアベック弾もむなしく、まさかの逆転サヨナラ負けを喫した。大谷の19号ソロで2点差とリードを広げた9回、4番手のイグレシアスが2死から4連打で3失点。今季5敗目を喫した守護神は「試合を締められず、チームを勝たせることができなかった。がっかりしている」と肩を落とした。トラウトの先制24号3ランも空砲となり、2連敗でチームの借金は今季最多の9まで膨らんだ。