マリナーズの球団会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏(48)が26日(日本時間27日)、殿堂入りセレモニーを翌日に控え、会見を行った。球団殿堂入りの心境を問われ「生きていたら何が起こるか分からないということですね。誰も想像していなかったですし、僕自身も。どのタイミングでも想像できなかったです」とコメント。野球人生を振り返り「とにかく小さい頃から体が細かった。第三者が見たときに、細すぎて無理だろうと。ずっとその戦いで、よく思い出します。それを結果でだまらせる快感を知っているので、その積み重ねですね」と話した。

マリナーズはこの日から3日間「イチロー・ホールオブフェーム・ウイークエンド」と銘打ち、イチロー氏の球団殿堂入りを祝うイベントを開催。26日はお祝いの花火大会、27日は球団殿堂入りセレモニー、28日はイチロー・ホールオブフェーム・ボブルヘッドデーとなっており、セレモニーの日は1週間前には入場券完売となっていた。

イチロー氏はこの日はチームの練習中に外野で打球を受け、練習後はかつての同僚のケン・グリフィー・ジュニア氏(52)、マイク・キャメロン氏(49)と談笑を楽しんでいた。

◆マリナーズ球団殿堂 球団に貢献した選手やスタッフらをたたえるため、1997年に創設された。Tモバイルパーク内にある。殿堂入りメンバーはアルビン・デービス氏、デーブ・ニーハウス氏、ジェイ・ビューナー氏、エドガー・マルティネス氏、ランディ・ジョンソン氏、ダン・ウィルソン氏、ケン・グリフィー・ジュニア氏、ルー・ピネラ氏、ジェイミー・モイヤー氏、イチロー氏の10人。