エンゼルス大谷翔平投手(28)が、ア・リーグMVPレース第1ラウンドで決勝29号2ランを放った。ヤンキース戦に「3番DH」で出場し、同点の5回に右越えに2試合連続となるアーチ。一方で、ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(30)は8回に中越えに豪快な50号ソロを放った。投打で活躍する二刀流と、50本の大台に乗せた常勝球団の主砲。チケット完売となった一戦で、両雄が本塁打で観衆を沸かせた。

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【ESPNヤンキース番=マーリー・リベラ記者の大谷評】

大谷とジャッジは非常に似ている。どちらもチームの勝ちを意識していて、個人の数字には興味がない。そういう2選手のMVPレースを見るのは、すごく面白い。今年に関して、大谷は(投打の)数字がものすごいというわけではない。去年は、とにかくものすごかった。(投打で)全ての数字がよければ彼がMVPだが、今年はそうではない。ただ、それは(彼にとって)不公平なこと。大谷のやっていることは、誰もやってきていないこと。だから、比較のしようがない。