ホワイトソックスのトニー・ラルーサ監督(78)が3日(日本時間4日)、健康上の理由で退任することを発表した。2月に心臓のペースメーカーを装着しており、不具合が出たとして8月30日からチームを離れていた。来季まで契約が残っているが、復帰しないまま退任となる。

同監督は文書で「今回の健康問題にかかわる治療と回復に必要な期間を考えると、来季ホワイトソックスで指揮を執ることは不可能。球団フロントがオフシーズンの最優先事項として新監督の選任を速やかに進められるよう、このタイミングで発表することを決めた」と談話を発表した。

ラルーサ監督は1979年からホワイトソックスの監督を9年務め、その後はアスレチックス、カージナルスの監督を歴任。11年を最後に監督業を離れていたが、21年からホワイトソックスの監督に返り咲いた。アスレチックス時代に3度、カージナルス時代に1度、計4度の最優秀監督賞を受賞し、カージナルス時代に2度、チームを世界一に導いた。監督として35年で通算2900勝2514敗だった。