メッツの先発右腕マックス・シャーザー(38)が、記録的KOで降板した。パドレスのダルビッシュ有投手(36)とのエース対決として注目されたが、1回に4番ベルにいきなり2ラン本塁打を浴びると、2回には8番グリシャムにソロ被弾。5回には1番プロファーに3ラン、3番マチャドにソロを浴び、4回2/3を4被弾を含む7安打7失点でKO降板した。

ポストシーズンで4被弾は自己最多。ESPNスタッツによると、ポストシーズンで4被弾を含む7失点を喫したのは、1939年のワールドシリーズでレッズのジーン・トンプソンが喫して以来、史上2人目だという。

シャーザーは今季、左脇腹を痛めて2度の離脱があったものの23試合で11勝5敗、防御率2・29と好投していた。ポストシーズンでは過去に26試合に登板し通算7勝6敗、防御率3・22だった。

シャーザーは「速球のコントロールがいつものようにうまくできなかった。もちろん落胆している。野球は人を至高の極みまで高めることもあれば、奈落の底に突き落とすこともある。今は奈落の底だ」と話した。