エンゼルス大谷翔平投手(28)が18日に行った帰国会見が米国でも報じられ、一部の発言に関して波紋が広がった。

それは、今季印象に残った対戦について問われ「これというのはなかったですね。14連敗も含めてなかなか思うようなゲームが多くできていたわけではないので、そういうあまり良くない方向での印象に残る部分が多かったです」とコメント。この最後の言葉を一部の米メディアが「I have a rather negative impression of this season.(むしろ今季はネガティブな印象の方が大きい)」と訳した模様で、その訳文がクローズアップされた。

スポーティングニューズ誌は公式ツイッターで「ショウヘイ・オオタニがエンゼルスへのいら立ちを口にした」と伝え、ESPNのジョン・リー記者は「すでにトレードのうわさが起こっているオオタニが、エンゼルスのシーズンを批判した」と指摘した。他球団をカバーするメディアからは、トレードで移籍する可能性が再浮上したと歓迎する声も出た。

しかし、この騒動を批判する声も出た。「ビッグフラーイ、オオタニサーン!」でおなじみだった元エンゼルスの実況中継アナウンサー、ビクター・ロハス氏だった。ツイッターで「もしポジティブな印象を持ったとしたら、それは幻想でしょう。率直な彼の言葉をあまりにも大げさにしている。発言を切り取って結論づけるのはばかげている」と意見した。