アストロズが逆転勝ちで対戦成績を4勝2敗とし、2017年以来5年ぶり2度目の世界一に輝いた。

6回に先制を許すもその裏、1死一、三塁で3番ヨルダン・アルバレス外野手(25)が逆転3ラン。今シリーズは打率1割台と苦しんでいた主砲が、バックスクリーン越えに飛距離450フィート(約137メートル)の特大弾を運んだ。さらにバスケスの左前適時打でこの回4点を奪った。

投げても4投手の継投で3安打1失点12奪三振。ダスティ・ベーカー監督(73)は自身12度目のポストシーズン進出で初のワールドシリーズ制覇となり、史上最高齢の世界一監督となった。「とてもいい気分だ。1月に母を亡くしたが、彼女のためにもチームを優勝に導けてうれしい」と喜んだ。

MVPは、打率4割(25打数10安打)で打線を引っ張ったジェレミー・ペーニャ内野手(25)が、新人野手として史上初めて手にした。