米野球殿堂は7日(日本時間8日)、委員会選出による来年の殿堂入り候補8人を発表し、歴代最多762本塁打のバリー・ボンズ氏(58=元ジャイアンツ)、通算354勝のロジャー・クレメンス氏(60=元ヤンキース)らが候補入りした。両氏は現役時代に禁止薬物使用が発覚し、全米野球記者協会(BBWAA)による殿堂入り投票で10年間の資格保有中に選出されず、どちらも今年で資格を喪失していた。

委員会選出の候補は他に元レッドソックス先発投手のカート・シリング氏、元インディアンス(現ガーディアンズ)の外野手アルバート・ベル氏、前マーリンズ監督でヤンキースで活躍した元内野手ドン・マッティングリー氏、元レイズの内野手フレッド・マグリフ氏、元ブレーブスの外野手デール・マーフィー氏、元オリオールズの内野手ラファエル・パルメイロ氏が入った。

選出委員会は殿堂入りした元選手、球界幹部、ベテラン野球記者の16人で構成され、12月4日に投票を行う。選出には12票以上が必要となる。