今季16勝を挙げサイ・ヤング賞選出で得票3位だったブルージェイズの先発右腕アレク・マノア投手(24)が、ヤンキースの先発右腕ゲリット・コール投手(32)を「野球史上で最もいかさま」と名指しで非難した。22日付のCBSスポーツ電子版など複数の米メディアが伝えたもので、カナダのテレビ局「スポーツネット」のトーク番組で元NBA選手で司会のサージ・イバーカ氏に「野球史上で最もいかさまだと思う選手は」と問われた際に、ズバリと答えた。「ゲリット・コールだよ。彼は球の質を上げるために多くの粘着物質を使った。おかげで大きな問題になってしまったからね」。

MLBでは昨季、投手が強力な粘着物質「スパイダータック」を使用している可能性が報じられて問題視され、試合中に投手らに粘着物質検査をする新ルールが導入された。使用している投手としてコールの名が挙がったが、本人はそれについて質問されたとき「何と答えればいいか分からない」と明言を避けていた。コールがスパイダータックを使用していたかどうか真相はやぶの中となったまま騒動はおさまったが、マノアにとってはいまだに忘れられないようだ。