ソフトバンクから海外FA権を行使してメジャー移籍を目指す千賀滉大投手(29)について、ジャイアンツのファルハン・ザイディ編成本部長が言及した。MLB公式サイトは23日(日本時間24日)、「ジャイアンツが日本のエース千賀の獲得候補に浮上」と題した記事を掲載。ジ軍が獲得に興味を示している様子を記した。

ザイディ編成本部長は「彼は明らかに日本でトップ投手の1人だ」と千賀を絶賛した。その上で「日本での長い成功の実績がある。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場しているので、こちらでの競争を少し味わっている。私たちのローテーションの空きを埋めるため、彼と市場にいる他の先発投手の調査を続ける」と話した。ジ軍は今季14勝のカルロス・ロドン投手がFAとなっている。

ジ軍は12日、本拠地のスコアボードに千賀と背番号41を映し出した場面をマーク・デルッキ記者に目撃されている。このためザイディ氏は「大画面に何か映し出すときは(外から見えないように)球場にテントを張ることになるだろう」と冗談を飛ばしたという。また「この件に関する私の公式コメントはこれだけです。球場を覆うほど大きなテントが見つからなければ、もう少し慎重に行動しなければならないだろう」と話した。