オリックスからポスティング制度で米移籍を目指してきた吉田正尚外野手(29)が15日(日本時間16日)、レッドソックスと正式契約を交わし、本拠地フェンウェイパークで入団会見を行った。5年契約で総額9000万ドル(約126億円)は、日本人野手として最高額。背番号は、オリックス時代と同じ「7」に決まった。

米メディアによると、報道陣の前に座った吉田は、英語で自己紹介し、さらに抱負を語った。「英語が話せないので、とてもナーバスになっています。自分の娘たちと同じように英語を勉強したい。レッドソックス・ネーションに入れて光栄です。ベストを尽くしたい」。懸命に英語で話そうとする吉田の姿勢に、報道陣からは拍手が起こった。

レッドソックスは、出塁率の高い吉田を「1番左翼」として期待している。

なお、オリックスには、譲渡金1537万5000ドル(約21億5000万円)が支払われる。