エンゼルス大谷翔平投手(28)の今季23年年俸が、上位15傑入り確実となった。昨年10月1日に年俸3000万ドル(約40億5000万円)の1年契約でサイン。昨季550万ドルから大幅アップとなり、日本選手初の3000万ドル大台に到達した。FA前で年俸調停権を持つ選手としても、史上最高年俸となる。12月30日(日本時間31日)時点で、契約金等を含まない年俸ランキングは14位タイへ急浮上。大物FA選手はほぼ去就を決めており、昨季の219位から約200人以上もごぼう抜きしそうだ。

今オフは大型契約が相次ぎ、ア・リーグ新の62本塁打を放ったアーロン・ジャッジ外野手(30)も年4000万ドル×9年でFA残留した。それでも、年俸3000万ドル選手は大谷を含め、これまで20人強しかいないステータス。今季に限っても、大谷を除けば、3000万ドル以上はメジャーで1度はFA権を手にした選手ばかり。異例の「昇給」ぶりが分かる。

そして、大谷は今季がFA権を満たすメジャー6年目。エ軍と契約延長の可能性もあるが、オフにはFAとなる。投打二刀流をこなす唯一無二の存在だけに、相場は同僚トラウトが19年から結ぶ12年4億2600万ドル(約575億円)の歴代最高額超えどころか、5億ドル(約675億円)の可能性も報じられている。天文学的マネーが飛び交う争奪戦に発展しそうだ。