2021年の東京五輪、野球の決勝で侍ジャパンと戦った経験を持つレッドソックスのトリストン・カサス内野手が、吉田正尚について「ファンを興奮させる打者」と印象を語った。地元メディアのNBCスポーツ・ボストンが28日報じた。

カサスは吉田について、「侍打線の中で最強打者」と感じたとし、「打席で圧倒するような体格の持ち主ではないが、バットにボールを当てる技術はエリート級。スイングが本当に素晴らしく、フェンウェイパークですごい活躍をするだろう」と述べた。

吉田は決勝戦で4打数2安打をマークして勝利に貢献。いずれもシングルヒットだった。

五輪の大会を通じてカサスはトップタイの3本塁打。一方、吉田は打率3割5分で全体の10位タイだった。

レッドソックスは吉田に対し、選球眼の良さと出塁率の高さだけではなく、スラッガーとしての活躍も見込み、エリート打者と評価して大型契約を結んだ。