米大リーグ公式サイトは9日、「23年で各球団の最も厄介な球種」に、エンゼルス大谷翔平投手(28)のスプリットとアスレチックス藤浪晋太郎投手(28)の直球を挙げた。全30球団から1人ずつ、最も相手にとって嫌らしい球種をピックアップ。同学年の2投手が選ばれた。

大谷のスプリットは「過去2年でカットボールと100マイル(約161キロ)のシンカーをレパートリーに加え、スライダーもマスターしたが、スプリットはいまだに特徴的な球種だ。MLBの打者は打率9分3厘で三振率は59%」と紹介された。

藤浪の直球は「現時点ではスカウティングリポートしかないが、大谷翔平の高校時代のライバルは、22年のNPBで最も手ごわい速球を投げていた。平均が96マイル(約154キロ)を超えており、3桁(100マイル)になることもある。球の走りがいい」と高評価された。

大谷は既にメジャー屈指の先発投手として評価されているが、藤浪は今季加入ばかりの新人。大きな注目を集めていることの証左となった。他球団ではディラン・シース(ホワイトソックス)のスライダー、ジェイコブ・デグロム(レンジャーズ)のスライダー、サンディー・アルカンタラ(マーリンズ)のチェンジアップなどが挙げられている。