エンゼルス大谷翔平投手(28)が「2番DH兼投手」で出場し、今季4度目の「サイクル未遂」に終わるも、登板試合に今季4度目の「猛打賞」をマーク。

打席で3安打以上をシーズン4度以上記録した投手は、殿堂左腕ウォーレン・スパーン(元ブレーブス)以来、65年ぶりの快挙となった。

大谷はまず1回1死で三塁への内野安打。3回2死一塁では中越えの同点17号2ランを放ち、5回2死一塁でも左二塁打。最初の3打席でサイクル安打に王手をかけた。残り三塁打をマークすれば、自身4年ぶり2度目のサイクル達成だったが、7回1死二塁の第4打席は一ゴロで凡退した。

大谷が登板試合でマークした猛打賞は4月27日アスレチックス戦、5月3日カージナルス戦、5月15日オリオールズ戦を含め今季4度目で、DHのみの出場を入れると6度目。

スパーンは左腕として大リーグ史上最多の363勝をマークし、最優秀左腕賞にも名を残す大投手。1958年に22勝でナ・リーグ最多勝に輝き、打っても打率3割3分3厘をマーク。この年、登板試合で5度の「猛打賞」をマークした。

チームは大谷降板後の6回に7番モニアクの決勝2ランで粘り勝ち、5連勝。ア・リーグ2位のアストロズとのゲーム差を1・5に縮めた。

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