右肘手術を受けて今季終了となったエンゼルス大谷翔平投手(29)について、元ヤンキースの名投手、CC・サバシア氏(43)は早期に休んで手術を受けるべきだったと指摘した。19日、米誌「People」電子版が伝えた。

通算251勝を誇る同氏は、大谷のことをたびたび「史上最高の選手」と称賛し大谷の大ファンとして知られる。手術のタイミングに「彼が1カ月くらい前、最初にケガをしたときに手術をするべきだった。もしそのときに手術を受けていれば、来年の開幕には(制限なく)プレーできるようになっていたかもしれない」と言及。ケガの要因については「WBCでの登板など、さまざまなことが疲労やケガにつながったと思う」とし「腕で投げられる量は決まっていると思うから、いずれは壊れるし、さまざまなことが起きる」と持論を述べた。

大谷は8月23日のレッズとのダブルヘッダー1戦目で負傷降板し、右肘靱帯(じんたい)の損傷が判明。その後は打者に専念し出場を続けたが、今月4日の試合前練習で右脇腹を痛めて同日から欠場。16日に負傷者リスト入りし、この日手術を受けた。打者では来季から、二刀流は25年から復活する見込み。サバシア氏は「健康な体を取り戻し、来季の開幕に間に合うようにできる限りのことをするのが彼にとってベストだと思う」と早期復帰を願った。