米デジタルメディア「ジ・アスレチック」が28日(日本時間29日)、今季各賞の独自投票を行い、エンゼルス大谷翔平投手(29)は満票でア・リーグMVPに選ばれた。

選出は同メディアに所属する記者と編集者約30人の投票で行われた。大谷以外の候補は首位打者争いのトップを走るレンジャーズのシーガー内野手、30本塁打30盗塁と100打点超えを達成しているマリナーズのロドリゲス外野手と強力な顔触れだったが、大谷が100%の票を得た。グラント・ブリスビー記者は「弱いチームからMVPを選ぶべきではないという考えはばかげている。オオタニは、人々の目をエンゼルスに向けさせた。それは、価値がないことと言えるのか?」と選評を寄せた。

ナ・リーグMVPはブレーブスのアクーニャ外野手が72・4%の得票で選出。ア・リーグのサイ・ヤング賞はヤンキースのコールが満票、ナ・リーグはパドレスのスネルが72・4%の得票で選ばれた。ア・リーグ新人王はオリオールズのヘンダーソン内野手が96・6%で選ばれ、レッドソックス吉田は候補に挙がるも得票なし。ナ・リーグ新人王はダイヤモンドバックスのキャロル外野手が満票で、メッツ千賀は候補入りしたが得票がなかった。