ニューヨーク・タイムズ電子版は9月30日付で、エンゼルス大谷翔平投手(29)の今シーズンを振り返る長文の特集記事を掲載した。「今季は彼のベストシーズン。恐らくこれまでのどの選手と比べても、野球史上で最も卓越したシーズンだった」と称賛し、投打で優れたシーズンを送った大谷をたたえた。

記事中では、MLBの選手や監督が大谷についてコメントを寄せた。パドレスのマニー・マチャド内野手(31)は「我々が生涯、2度とお目にかかれない選手。彼が最初にメジャーに来たとき、二刀流ができるなんて信じなかった。でも彼は僕や多くの他の人々が間違っていることを証明した」と称賛。今季25セーブを挙げたレイズの救援右腕ピート・フェアバンクス(29)は、最近のピッチングというのは技術というより科学という面が大きくなったとし、投手に求められる労力について「どれだけ過酷なことか。疲労で消耗し尽くすレベル」と指摘。二刀流をこなす大変さを「すべてを完璧にし全集中力を傾けられるスーパーヒューマンでなければその境地にたどり着けない」と話した。

ツインズのバルデリ監督は「メンタル的、肉体的、健康面などすべてにおいて彼が二刀流を可能にする能力は、本当にケタ外れ。彼に追いつける選手は誰もいないだろう。自信を持ってそう言える」と話した。