エンゼルス大谷翔平投手(29)のメジャー6年目が終了した。球団と契約延長がまとまらなければ、ワールドシリーズ終了から間もなく、フリーエージェント(FA)となる。残留か、移籍か-。米4大プロスポーツ史上初となる総額5億ドル(約725億円)規模の大型契約になるとの予測もあり、FAなら争奪戦は必至。かつての同僚や他球団の選手たちがラブコールを送る一方で、エ軍のチームメートが残留を熱望した。

今季7勝(8敗)、投球回127イニングでキャリアハイの成績を残したエンゼルスのグリフィン・キャニング投手(27)は、19年のデビュー年から5年間、大谷とともにプレーした。背番号17のレプリカユニホームを購入し、大谷からサインをもらい、クラブハウスのロッカーに飾っている。サインの横には「グリフ」と日本語のカタカナで書かれており、うれしそうだった。先発陣では左腕サンドバルと同じく最長の5年間、大谷とプレーをともにし、その思い出を語った。

「印象的なのは毎日しっかり準備して投打のバランスを保っていること、毎日、フィールドで笑顔を見せること、そして、いいチームメートでいられたこと、よき友達でいられたことかな。(最も印象に残っていることで)何か1つを選ぶのは難しい。(エンゼルスは)皆が仲良く、とてもいいグループ。みんな友達で、フィールド以外で一緒に行動することもある。仲間意識があって固い関係にある。もちろん、彼にここにいてもらいたい。素晴らしい選手であり、チームに大きく貢献してくれる」