ポスティング制度で米移籍を目指す日本ハム上沢直之投手(29)とDeNA今永昇太投手(30)が27日(日本時間28日)、正式な申請を終え、大リーグ機構から全30球団に公示された。

交渉は米東部時間28日午前8時(同午後10時)に解禁となり、来年1月11日午後5時(同12日午前7時)までの45日間にわたって交渉可能となる。抜群の制球力を誇る上沢には複数球団が獲得に興味を示している模様で、12月初旬に渡米し、夢実現を目指す。

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いよいよ交渉開始日を迎えても、上沢は落ち着いていた。この日、自主練習のため、本拠地のエスコンフィールドを訪問。「いい方向に向かってくれれば。なかなか理想通りにはいかないと思うので、しっかり準備して。僕は準備するだけなんで。あとは代理人の方といろいろ相談しながら決められたらいいなと思います」と話した。 日本ハムのエースとして通算70勝を挙げた上沢は、今オフのFA市場で「特A」にランクされるエンゼルスFAの大谷翔平投手(29)、オリックス山本由伸投手(25)、さらに今永ら「A」に続くグループとして評価されており、すでに複数のメジャー球団のスカウトが国内で視察済み。今季は9勝止まりだったものの、リーグ最多の170回を投げて防御率2・96と、抜群の安定感を披露した。 通算奪三振率こそ19・7%と標準並みとはいえ、与四球率7・5%、被本塁打率0・76と、数値はメジャーでもトップクラス。タイガース入りが決まった前田健太投手(35)と同タイプともみられており、先発投手の補強を進める球団でのニーズは高い。 今オフは、近年まれにみる先発投手陣の「売り手市場」となっている。今後、上沢は12月初旬にも渡米し、ロサンゼルス近郊で自主トレを継続しながら交渉の推移を見守る見込み。総額300億円とも見込まれる山本、同100億円以上の今永ほどの大型契約ではなくとも、3年前後の条件で獲得可能とみられるだけに、複数球団が交渉に乗り出しそうだ。

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