大谷翔平投手がドジャースと交わした契約の詳細が判明し、前代未聞の内容を含んでいることが分かった。AP通信は13日、「球団オーナーのマーク・ウォルター氏かアンドルー・フリードマン編成本部長が退団するようなことがあれば、オオタニは契約を解除することが可能になる」と伝えた。
MLBで球団人事を契約条項を含むのは異例だ。チームが補強などに関して方針転換した場合は、退団も辞さないという決意が透ける。資産運用会社のCEOを務めるウォルター氏は12年から、レイズから移ったフリードマン氏は14年から球団に関わる。13年以降は全11シーズンでポストシーズンに進出している。
契約の付帯条件には(1)全球団に対するトレード拒否権(2)契約の1%未満をドジャースの慈善団体に寄付(3)フルタイムの通訳を付ける(4)公式戦とポストシーズンで本拠地ドジャースタジアムの最高級スイート席を用意(5)遠征先のホテルをスイートルームにする、などが盛り込まれた模様だ。
契約総額は10年7億ドル(約1015億円)だが、大半を11年目以降の後払いにする20年間の支払いとなるため、球団の「ぜいたく税」対象になる金額は65・8%の4億6076万7685ドル(約668億円)となる。連邦中銀の10月の中期利率を採用し、年4・43%で現在価値に割り引かれた。MLB選手会は、大谷の契約額を4億3783万563ドル(約635億円)と評価。年平均は4378万3056ドル(約63億5000万円)となり、シャーザーとバーランダーの4333万3333ドルをわずかに抜く最高額となった。



