DeNAからポスティング制度で米移籍を目指す今永昇太投手(30)の移籍交渉が3日(日本時間4日)、いよいよ佳境に近づいてきた。

11月27日の交渉解禁後、代理人の元には10球団以上の球団が接触。現段階では絞り込み作業に移行し、今後は今永自身が各本拠地を訪れる見込みで、早ければ今週中にも決着する可能性も高まってきた。 近年まれに見る先発投手の「売り手市場」となったFA市場で、今永への評価は揺らいでいない。当初は昨季、メッツへ移籍した千賀の5年7500万ドルが目安とされていたが、今や5年総額1億ドル(約140億円)を超えるとの予想も出始めており、まさに「青天井」状態。今季サイ・ヤング賞のスネル(パドレスFA)のほか、ワールドシリーズ制覇に貢献したモンゴメリー(レンジャーズFA)ら先発左腕の行方が影響するとはいえ、今週末にかけて一気に動く気配が濃厚となってきた。 今永の交渉期限は米東部時間1月11日午後5時(同12日午前7時)。ジャイアンツ、メッツ、レッドソックス、ドジャースなどが有力候補に挙げられる中、ヤンキース、カブスは撤退気味。WBC優勝左腕の着地点は、近日中にも具体化しそうだ。