【グレンデール(米アリゾナ州)5日(日本時間6日)=四竈衛】大谷、3月20日の開幕当確-。ドジャース大谷翔平投手(29)が、移籍後初めて同地のキャンプ施設を訪れ、公の場では約5カ月ぶりとなる力強いスイングを披露した。屋内ケージでは、予定通りマシン打撃も再開。9日(同10日)から始まるバッテリー、リハビリ組のキャンプインを前に、新たなステップを踏んだ。
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キャンプ施設初登場とは思えないほど、大谷の表情には笑顔が絶えず、終始リラックスしていた。
屋外で計測機器を着用した下半身トレーニングを終えると、黒バットを手に屋内ケージへ向かった。ベテランのヘイワードらと並んだティー打撃で体を慣らすと、次は近距離からのトス打撃。数値は不明だが、スイングスピードはシーズン中とほぼ変わらない。3日のファンイベント「ドジャー・フェスト」の際に「今、大体100%ぐらいで打っている感じ」と話していた通り、故障明けとは思えないほど、力強い姿を披露した。
打者として最終戦となった昨年9月3日を最後に、公の場でバットは振っていない。だが、同20日の右肘手術以来、過去5カ月間、焦ることなく、着実にステップを踏んできた。「アリゾナに入ってマシン打撃、投げるボールから始まる可能性があります」との予定通り、その後はマシン打撃に臨んだ。開始直後の2球目にはタイミングが合わず、空振りして苦笑する光景もあったが、当てに行くようなことはしない。ボール球には手を出さず、次第にタイミングが合い始めると、鋭いライナーを放つたびに大声を上げた。
不安視する声もある2回目の手術とはいえ、リハビリメニューは開幕から逆算し「順調に行けば、元々間に合うスケジュール」を組んできた。3月20日に韓国ソウルでのパドレス戦で開幕するド軍へ移籍したことで、他球団より1週間早まったものの、現時点の大谷の鋭いスイングに不安材料は見当たらない。
バッテリー、リハビリ組は9日(日本時間10日)にキャンプイン。今後は徐々にライブ打撃、実戦形式へ移行する見込みだ。今季は野手に専念するものの、キャンプ中にはスローイングプログラムも開始予定。気温24度のポカポカ陽気。2日前、地元ロサンゼルスのファンの前で世界一を誓った大谷のメジャー7年目が、アリゾナの空の下、本格的にスタートした。



