日本ハムからポスティングシステムを利用してレイズとマイナー契約を結んだ上沢直之投手(30)が8日、沖縄・名護での自主トレを終えた。

この日はチームメートと記念撮影をするなどして、別れを惜しんだ。今後は10日に渡米してレイズのキャンプ地、フロリダ州ポートシャーロットに先乗りして調整。14日(日本時間15日)からのキャンプでアピールし、メジャー昇格を目指す。

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上沢が渡米前の最終準備を整えた。1日から古巣のチームメートと同じ名護で自主トレに入り、慣れた環境の中、ブルペン投球や筋力トレーニングなどを続けてきた。「天気も良かったので、すごく充実した時間だった」。キャンプ初日から実戦に入れるような状態に仕立てるのがテーマ。「しっかりまっすぐを多く投げながら、実戦で投げられる強度を早めにつくっていくという感じ」と狙いを明確に定め、仕上げてきた。

先に海を渡った日本ハム時代の後輩、ドジャース大谷翔平に学ぶ。「これからは翔平の方が“先輩”になるので、いろいろ動きとか分からないこともあるので、少し連絡してみようかなと思います」。米球界のしきたりや、ルールを事前に知っておけば余計なストレスは軽減する。「クラブハウスの中のルールとか、あると思うので。向こうに行ったら僕はルーキー。分からないことが多いし、先に知っておいた方がいいなと。そこは聞いてみたい」と情報を入手しておく。

家族も名護に呼び、練習時以外は家族水入らずの時を過ごした。当初からマイナーなら単身渡米と決めていた。「今日僕は東京に、家族は札幌に帰りますけど、ここから長かったら8カ月ぐらい会えないので、家族と離れるのはすごく寂しい。子どもも理解しているので、しょっちゅう泣いていました」と振り返った。

家族を招くために1日でも早くメジャー昇格を果たしたい。アピールが求められるオープン戦は24日から始まる。レイズの開幕は3月28日のブルージェイズ戦。「スプリットが重要になると思う。どのカウントでもスプリットでストライクが取れて、どのカウントでもスプリットを低めに投げられるようにと思って練習していました」。ボールの違いも「ないですね。むしろアメリカのボールの方がスプリットは落ちるかなという感じ」。指先も米仕様に切り替え、夢舞台にチャレンジする。【永野高輔】