【ソウル(韓国)17日=斎藤庸裕】ドジャース大谷翔平投手(29)が、迫力満点スイングで現地のファンを沸かせた。
韓国プロ野球キウムとのエキシビションマッチに「2番DH」で出場し、2打席とも高めの速球に豪快な空振り三振を喫した。あまりのフルスイングに腰を気にするしぐさを見せたが、ロバーツ監督は問題ないと明言。18日の韓国代表戦でも2~3打席立つ予定で、開幕前の最終調整に臨む。また、21日のパドレスとの開幕2戦目に登板する山本由伸投手(25)は、遠投などで順調に調整した。
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打球が前に飛ばなくても、大谷が主役のようだった。打席に向かうと、大歓声と拍手で迎えられた。期待に応えるように、右腕フラードとの対戦で初球からフルスイング。2球連続の強振ファウルで追い込まれると、4球目の内角直球はボール。見送っただけでも「オォー」と、歓声が上がった。5球目、91マイル(約146キロ)の高め直球を空振り三振。大歓声、ざわめき、ため息、次々とスタジアムの雰囲気が様変わりした。
打席に入る度、スイングごとに視線をくぎ付けにした。試合前の練習では室内調整でルーティンを終え、開始直前の国歌斉唱で一塁側に整列。同僚の山本と仲良さげにじゃれ合う姿を見せ、米国と韓国の国歌を聞きながらドジャースの帽子を胸に当てた。メジャー挑戦以降では初の海外での実戦。韓国プロ野球チームとの対戦だったためか、ドジャース側にもチアリーダーと応援団長が出現。「オオタニー!」とかけ声が響き、メジャーの公式戦とは違った雰囲気に包まれた。
張り切りすぎたのか、大谷は2打席目も高めに大きく外れた速球に手を出した。ヘルメットが脱げるほどの勢いで豪快に空振り三振。打席途中、腰に手を当てるしぐさを何度も見せたが、フルスイングで空振りするあまり、シーズン中によく見せる動作でもある。ロバーツ監督は「彼は大丈夫だ。1度スイングをしたときにそんなしぐさをしたが、トレーニングスタッフもショウヘイも何も言っていなかった」と問題はないことを強調した。
2打席で6スイングし、ファウル、空振りともに3球ずつ。見逃したストライクは1球で、前に打球が飛ばなくても、思い切ってスイングする姿勢で1万4671人の観衆を魅了した。ロバーツ監督によると、18日の韓国代表戦も2~3打席立つ予定。次戦こそ期待される豪快アーチ。ドジャースで初の開幕戦は20日。いよいよ最終調整に臨む。



