前日23日、同球場で初アーチとなる、自己最速191キロ弾を放ったドジャース大谷翔平投手(29)が、試合前、日米報道陣に対応した。一問一答は、以下の通り。
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-昨日の本塁打の打球速度は最速
「そうですね。感覚的にも人生の中でトップクラスじゃないかと思います」
-手術後でパワーが戻ってきた感覚
「投球プログラムのリハビリはまだ続いていますけど、基本的に打撃はもう終わってはいるので、フィールドでどれくらい強度を高く保てるか、毎試合出られるかというところにフォーカスしています」
-打撃に集中しやすいか
「時間的に余裕があるのはもちろん、体調管理をしやすいというのはその通りかと思いますけど、あんまり考える時間が長すぎるのもあまりよくないかなと思うので、基本的には練習時間とか、データを見る時間とかは一緒にはしています、例年と」
-成功している理由
「前回は、ひざの不安が大きかったので、そこが前回とは違う、肘以外は万全な状態ではあるので、そこが前回とは違うところかなと思います」
-ひざの不安以外の要素は
「新しいチームに来て、新しい打線の中に入っているので、あまり自分の状態がどうのこうのと気にしている余裕が今のところないかなと。本当に勉強の途中かなという感じです」
-今週は(昨オフ交渉した)トロントへ行くが、トロントのファンに対して
「(飛行機が)行った、行かないに関しては、僕が一番びっくりしていたので、そこはまあ、その時はファンの方と一緒のような心境でいましたけど、実際に話もさせてもらいましたし、本当にすばらしい球団だな、というのは個人的にもそうですけど、感じてはいたので、ファンの人も含めて、街も好きですし、行くこと自体はすごく楽しみにしてるし、そこでプレーすることもすごく楽しみにしています」
-フライトの動きは見ていたか
「いや、ニュースで言われて、僕は乗ってないんだけどな、と思ってました」
-ロバーツ監督からの言葉を受けて調整
「監督とも話して、打撃コーチもそうですけど、毎日話しますし、基本的に打撃コーチは動作的なことがメインですけど、監督とはそういうアプローチのことで話して、自分ももちろん納得する部分もありますし、早い段階で対策を打つことで、今後もプレーしやすくなるという話はしていたので、お互い、よりゲームを作る上でかみ合っていければなと思います」
-通訳が変わったことでの変化
「新しい通訳がすばらしいんじゃないですか(笑い)」
-親友(元通訳の水原容疑者)がいなくなった感情
「まだ調査自体は続いているので、まだ全部が終わったというわけではないですし、失った…うん、そうですね、それ以上に、チームメートもチームもそうですけど、この件についても支えてもらってる、サポートしてくれている人がたくさんいるので、むしろそっちの方がありがたいな、というか、そういうふうに思ってる、感じる場面の方が多いかなと思います」
-トロント以外の球団は
「ここで、ここというようには言えはしないですが、もちろん向こうが言う分には、僕の方からは構わないですけど、シーズン中で向こうもチームとして動いてますし、迷惑がかかるかも分からないので、ここでは具体的なチーム名は控えたいなと思います」
-(花巻東の後輩)佐々木麟太郎への助言
「助言はしてないですね。基本的に自分が選んだところがベストの選択だと思いますし、僕もそうやっていろいろ決めては来ているので、本人が納得して選んだというのは一番大事だと思うので、特に助言というのはないですかね」
-ロバーツ監督の本塁打記録への意識
「できれば、今日できれば一番いいですけど、まあベストを尽くしたいと思います」
-人生で1番の打球とは
「まあ、打感というか、当たったなという、ポイントもそうですし、タイミング的にドンピシャだったかなと思います」
-ひとつ上の段階か
「段階は進んでいるとは思いますね。上に行けば行くほど、伸び率みたいなものは当然下がって来るとは思いますけど、サイドの部分というか、細かい部分というのはちょっとずつ上がって来るものだと思うので、もちろん変える部分もありますけど、継続して取り組んで伸ばしていくという部分もあるので、そこはどっちもかなと思います」
-クリケットバットなど新しくやっていること
「それは練習の一環でもあるので、過度にやり過ぎることで逆に良くなかったりとか、それはバランスの問題。そこのバランスの調整、打てない要因がここにあるんだったらこの練習、みたいな、そのバランスの感覚というのが大事かなと思います」
-遠征に奥さまは
「来てないです」
-結婚して違う時間は
「基本的に休みの移動がウチは多いので、あんまり自宅で丸1日休みみたいなのが今のところないので。まあ、一緒に散歩に行ったりとかそういうのはしますけど、まだそこまで丸1日どっかに行くみたいなのはないかなと思います」
-さみしい
「遠征ですか? さみしいと言わせたいです」
-NBA渡辺雄太が帰国する
「決断自体はもちろんリスペクトしてますし、本人が納得して選んだ道というのが一番いい選択だと僕は思うので、そこはもちろんリスペクトしてます。日本人の選手としてアメリカでやっていた、まあ同級生ですし、そこは僕も刺激にしていたので、さみしい気持ちとあらためて頑張ってほしいなという気持ちがどっちもあります」
-直接の連絡は
「まだですね。共通の方からいろいろ話は聞いていたので、落ち着いた段階でしたいなとは思っていました」