【ロサンゼルス(米カリフォルニア州)24日(日本時間25日)=斎藤庸裕、久保賢吾】ドジャース大谷翔平投手(30)が、2戦連続となる41号2ランで「50-50」へ早速前進した。史上最速となる40本塁打&40盗塁の「40-40」達成翌日、レイズ戦に「1番DH」で出場。5回の第3打席で右越えに逆転弾を放った。飛距離103メートルはメジャー通算212本で自己最短の1発だった。打点94はブレーブス・オズナと並んでリーグトップタイ。打撃2冠とした。試合前には2日連続のキャッチボールで調整し、右肘の手術後では初のブルペン入り。来季の二刀流復活にもエンジンがかかってきた。
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大谷の打球は勢いに乗り、風にも乗った。5回1死一塁、右腕ブラッドリーのスプリットに体勢を崩された。右手1本。食らいついて捉えた打球は、角度32度で高く上がった。2戦連発の41号2ランに満面の笑み。タイミングを完全に外されてもスタンドインした本塁打に、ロバーツ監督は「予測できないボールに対して、体が反応して、球場のフェアゾーンに飛ばせる。それが今の彼の状態。とても難しいことだが、非常にいいスイングだった」と、技術の高さをたたえた。
前日、劇的なサヨナラ満塁弾で史上最速となる「40-40」を達成した。同監督が「ショウヘイはとてもいいプレーをしている」と褒めたように、大谷は勢いを加速させた。4回の第2打席では捕手の打撃妨害から出塁。続くベッツの二塁打で、快足を飛ばして一気に生還した。本塁打や盗塁に加え、直近2試合で6打点を稼ぎ、ブレーブスのオズナと並んで一気にリーグトップに浮上。本塁打と合わせて打撃2冠とし、各打席で観客からMVPコールが響き始めた。
乗ってきたのはそれだけではない。試合前、右肘の故障後では初となるブルペン入りして調整。立ち投げ10球で力強いボールを投げ込んだ。今週からは2日連続のキャッチボールでペースも上げ、さらに大きくステップアップ。「40-40」で大活躍の翌日にブルペン入り→再び打者で活躍。底なしのエネルギーとも思えるが、大谷にとっては投手と打者を交互に行うのが自然なバイオリズムでもある。打撃面での完全復調への兆しを見せるとともに、来季の二刀流復活にもエンジンがかかってきた。
2点を追う延長10回の第5打席、無死二塁から左腕クレビンジャーのスイーパーを捉えたが、打球が上がりすぎて右飛で凡退。ロバーツ監督は「タフな左投手。(スタンドまで)届いて欲しかったが、いいスイングだった」と評価した。チームは延長戦で力尽き、連勝は5でストップ。それでも、勢いづく大谷が2夜連続でスタジアムを沸かせた。



