「あのバットボーイ」がメジャーリーガーとなって、初安打を打った。

アストロズ前監督ダスティ・ベーカー氏(75)の息子、ナショナルズのダレン・ベーカー内野手(25)が1日(日本時間2日)、メジャー初安打を放った。本拠地ナショナルズパークでのカブス戦。1-14で迎えた9回1死に代打で登場すると、初球の内角低め90マイル(145キロ)のカットボールを中前に運んだ。

ナショナルズの監督も務めたことがある父の前で打った。「子供の頃に、(メジャーでプレーするのが)どんな感じか頭の中で想像してみたけど、それにかなり近い。だんだんと実感が湧いてきた。うれしい」と声をはずませた。9月からベンチ入り枠が28人に拡大し、3Aから昇格したばかりだった。

MLBで最も有名なバットボーイだった。2002年のワールドシリーズ第5戦、ジャイアンツ-エンゼルスで、当時3歳のダレンがバットボーイを務めた。ジ軍監督が父ダスティだったからだ。ケニー・ロフトンの適時三塁打で、バットを引こうと本塁付近に歩いていったが、三塁走者のJT・スノーが、とっさに抱きかかえてベンチに戻った。勢いよく本塁打に生還した二塁走者のベルと、接触しそうになるところだった。翌年、バットボーイの年齢制限が14歳に変更された。

ダレンは「これまでに多くの異なる経験や人々と出会いながらここまで来ましたが、まだ始まったばかり。これからどうなるか。でも、ここまでに感謝してます」。スノーも喜んでいるに違いない。