【デンバー(米コロラド州)18日(日本時間19日)=四竈衛】宿敵パドレスをスイープして地区首位奪回に成功したドジャースが、最下位ロッキーズに痛恨のサヨナラ負けを喫した。大谷翔平投手(31)が4打数2安打1打点と引っ張り、先発山本由伸投手(27)が7回3失点と奮投しても、白星には届かなかった。適時打欠乏症と守備の軽率なミス。ワールドシリーズ連覇へ向けて、明確な課題が浮き彫りになってきた。

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敵地クラブハウスの一角にある監督室で行われる、試合後恒例の会見。ユニホーム姿のままのロバーツ監督は、幾度となく「我々はもっと良くならなくてはいけない」とのフレーズを繰り返した。2回に先制し、同点の6回に再び勝ち越しても、最後はうっちゃられた。奮投した山本を援護できず「ヨシ(由伸)はよく投げた。我々が勝つべき試合だった」と、やや口調を強めて切り出した。

前日まで宿敵パドレス相手の本拠地3連戦で会心のスイープを飾り、首位を奪還して敵地へ乗り込んだ。メジャーワーストの借金54と低迷するロ軍相手に、新エース山本を立てた一戦で、とりこぼすわけにはいかなかった。

だが、小さなほころびから傷口は広がった。2点リードの3回裏無死一塁。二塁後方へ舞い上がった飛球が、右翼前へポトリと落ちた。右翼T・ヘルナンデスが緩慢な動きのまま、三塁へ送球する間に、打者走者の二進までも許し、無死二、三塁とピンチが拡大した。続く9番リッターの右前打で同点。記録に残らない軽率な「ミス」が、山本に無言の重圧を加えた。ロバーツ監督は、表情を変えずに言った。「ポストシーズンで勝つうえで、守備は大きな部分になる」。昨年に世界一を決めたワールドシリーズ第5戦で、ヤンキースが守備の乱れから敗れ去ったのを思い返すかのような言葉だった。

打線全体もつながりを欠いた。大谷らMVPトリオが安打を放ち、再三のように得点圏に走者を進めたものの、終わってみれば計12三振。同監督の嘆きは、最後まで終わらなかった。「(ストライク)ゾーンをミスしたり、追いかけたり。アジャストしなくてはいけない」。残り37試合。立て直す時間はあるとはいえ、今のド軍には、緻密な戦いぶりも、圧倒するだけの底力も見えてこない。

大谷翔平7試合ぶりマルチで1打点、山本由伸7回3失点もドジャースはサヨナラ負け/詳細