ドジャース大谷翔平投手(31)が、史上初となる50本塁打と50奪三振での「50-50」を達成した。
この日の試合前時点で、打者として49本塁打、投手として49奪三振。史上初の偉業にダブルリーチをかけていた大谷が、1試合で一気に前人未到の記録を達成した。
本塁打は13日(同14日)のジャイアンツ戦(オラクルパーク)以来、3試合ぶり。2年連続の50本塁打となり、ベーブ・ルース、マーク・マグワイア、サミー・ソーサ、ケン・グリフィー、アレックス・ロドリゲスに次いで、史上6人目となった。このうちマグワイア、ソーサ、ロドリゲスは筋肉増強効果のある薬物使用を認めている。薬物とは無縁である大谷の価値は、さらに高い。
投手として登板した試合、いわゆる「リアル二刀流」では8月6日カージナルス戦以来、今季4本目の「自援護」。通算では15試合、16本目となった。
投手としても、圧倒的な投球を続けてきた。23年9月に2度目の右肘手術を受け、6月16日(同17日)のパドレス戦(ドジャースタジアム)で、663日ぶりの投手復帰。その後にメジャー自己最速の101・7マイル(約164キロ)を計測するなど、36イニングで49奪三振を記録してきた。
二刀流の元祖として知られるベーブ・ルースですら、50本塁打と50奪三振での「50-50」には遠く及ばなかった。ルースが投手として50奪三振以上を記録したのは3度(15~17年)。だが、この3年はほぼ投手に専念しており、本塁打は15年から4、3、2本だった。
また、ルースは2年連続の50本塁打以上を20~21年、27~28年に達成しているが、この時期はほとんどマウンドに上がらなかった。
大谷は昨季、54本塁打と59盗塁で史上初の「50-50」を達成。前例をことごとく打ち破ってきた大谷が、再び誰にもなしえない記録を打ち立てた。



