4回のまさかのプレーについて試合後、ジェームズ・ホイェ一塁塁審が、状況を説明した。
0-0の4回1死満塁からマックス・マンシー内野手(35)がセンターへ大きな打球を飛ばした。これを中堅手フリリックがファンブルし、ボールはフェンスに当たり、この時点でフェアとなった。
三塁走者のT・ヘルナンデスはスタートが遅れ、ブ軍の素早い中継プレーで、本塁フォースアウト。さらに、スタートしていなかった二走スミスも、三塁でフォースアウトとなった。
試合後、ホイェ一塁塁審は「サル(中堅手のフリリック)が最初はグラブに当てて、そのままフェンスに当たった。あの時点でノーキャッチ。チャド(左翼の線審)がそれをコールしたのを確認した。ボールが内野に返球されると、ランナーがあちこちに走っていて、誰が戻り、誰が進んでいるのか、コーチもぐるぐると動いているような状態だった」と、フィールドで起きていた状況を明かした。
併殺の判定がコールされた後、審判団が集まって協議。同塁審は「集まって確認したところ、チャドは『外野でノーキャッチ』。本塁塁審は『本塁でフォースアウト』。三塁塁審は『三塁でフォースアウト』ということだった。これに対してチャレンジをするか、とデーブ(ド軍のロバーツ監督)に聞いたところ、『する』という返答だった」と説明した。ロバーツ監督はチャレンジを要請したが、結局判定は覆らなかった。
タッチアップのルールでは、野手が1度ボールに触れた時点でスタートが可能となる。今回はフリリックのはじいた打球がフェンスに当たりフェアとなったが、犠飛で進塁するなら走者はフリリックが打球に触れた時点でスタートを切ることができた。
ドジャース・ロバーツ監督「テオ(三塁走者T・ヘルナンデス)もルールは知っていた。グラブに当たった時点でタッチアップできるが、頭が真っ白になったんだと思う。戻ったのはミスだ。でも彼は(ミスを)認めていた」
▼ブルワーズが4回1死満塁で「中堅ゴロ」の珍併殺を記録。ポストシーズンで中-遊-捕とつないでの併殺は初めて。打者マンシーの打球は飛距離404フィート(約123メートル)で、15年の計測開始後、併殺となった打球では史上2番目に大きい。ドジャースタジアムなど9球場では本塁打となる当たりだった。
▽ドジャース・スミス(二塁走者)「ボールがフェンスに当たったのは見えていなかった。彼(中堅フリリック)がちょっと手を引いて捕球したと思った」



