【トロント(カナダ・オンタリオ州)7日(日本時間8日)=斎藤庸裕】ドジャース山本由伸投手(27)が、今季2勝目を挙げた。昨季ワールドシリーズ(WS)で激突したライバルを相手に、6回0/3を投げ、5安打1失点。97球、6奪三振で安定感のあるピッチングを披露した。「1番DH」で出場した大谷翔平投手(31)は、3回に先制V打で援護。昨季から続く連続出塁を42試合とした。ブルージェイズ岡本和真内野手(29)は4打数1安打。7回無死、山本から右中間への二塁打を放った。

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大谷が日本人メジャー選手のタイ記録へ王手をかけた。ブルージェイズ戦の第1打席で四球を選び、昨季から続く連続出塁を42試合とした。09年にイチロー(当時マリナーズ)が記録した43試合まであと1。投打の二刀流で出場する予定の8日(日本時間9日)、記録に並ぶか注目される。

昨季、シーズン自己最多の55本塁打を放ち、過去2年で109発はリーグ最多をマーク。3年連続のMVPに輝いた。最強トップバッターに対し、今季は開幕から他球団が厳しい攻めを徹底。四球が多くなり、我慢の打席が続いた。徐々に本調子を取り戻すと、3日のナショナルズ戦から4戦3発。この日の試合で1発は出なかったが、3回の第2打席で右越えの先制打を放ち、決勝点を挙げた。

5回無死一塁の第3打席では、ブ軍の捕手バレンズエラが一塁けん制でスローイングをした際に、右手が大谷の左腕に接触。痛がる様子で球団トレーナーが駆けつけたが、問題なく打席に戻った。ロバーツ監督は試合後「不意に接触したことで驚いた部分の方が大きかったと思う。大丈夫かどうか、状態を確認しようとしていた」と明かした。

大谷はやや不満げな表情だったが、大事には至らなかった。ファニーボーン(物が当たるとしびれる肘の箇所)だったのかどうかとの問いに同監督は「分からないけど、彼はいら立った時はあまり多く話さないからね(笑い)。とにかく、左腕で良かったよ」と話し、翌日の登板について「問題ない」と語った。【斎藤庸裕】