両チーム共に日本人選手が在籍する一戦の始球式に、同試合のスポンサーを務めた株式会社GOOD LIFEの水山晶斗社長(51)が登板した。
エンゼルスのユニホームのほか、球団が制作したという菊池雄星の名前と背番号、「GOOD LIFE」の社名が入ったコラボレーションキャップをかぶって登場。この日のために用意したというエンゼルスカラーの真っ赤なナイキのバレンタイン限定モデルのシューズで踏み出すと、見事なノーバンストライク投球で球場を沸かせた。
球を受けたエンゼルスのアルデゲリ投手からは「ナイスボール。また来てください」と声をかけられたといい、水山社長は「周囲には『リラックスして楽しんで』と言っていただけていたので、そこまで緊張せずにいけました。自分が出ていくまでの球場の盛り上げた方がすごくて、勉強になりました。ありがとうございました」と振り返った。
試合前の練習見学では選手らと交流し、アドバイスをもらっていたという。試合にも先発したザカリー・ネト内野手(25)からは「心配しないで。どんな球でも捕手がちゃんと捕るから」と笑顔で声をかけられ、同じくスタメンのアダム・フレージャー外野手(34)には「『ちゃんと真ん中に投げるんだぞ』とプレッシャーをかけられました」と笑った。ベテラン捕手のトラビス・ダーノー(37)には「リラックスして、ワンバウンドにならないように上方向に向かって投げて」と助言を受けたという。
自身の名前が入った特製のエンゼルスユニホームの背番号は1番。GOOD LIFEは住宅のフロアコーティングなどを主事業としており「1という数字が好きなんです。会社も業界NO・1になれるようにという願いも入っています」。会社はマレーシア拠点のAKB48の海外姉妹グループ、KLP48のトップスポンサーも務めるなど、日本発の海外施策に積極的に動いているという。
投球後にはエンゼルス菊池雄星投手(34)とも面会。始球式への感謝を伝えられたといい、水山社長は「今の状態をうかがったら『ここから徐々に調子も上がってくるので問題ないと思います』と言っていました。これからも応援します」と話した。
さらに“バレンタインシューズ”の縁もあってか、試合中にはエンゼルスのコンサルタントで、プロ野球ロッテなどでも監督を務めたボビー・バレンタイン氏との対面もサプライズで実現。日本人が始球式を務めることを聞いて駆けつけていたといい、水山社長は「『ナイスピッチング』と言われました」と明かした。バレンタイン氏は、76年に巨人に初のメジャー出身外国人投手として入団した経歴を持つクライド・ライト氏(83)と一緒だったといい「王貞治さんらとも一緒にプレーしたと言っていました。いろんな方と出会えてうれしいです」と笑顔で振り返った。
試合前にエンゼルスタジアム前で部下と投球練習をしていた際には、同球場で約4年間スタジアムガイドなどを務めている日本語も堪能な女性スタッフ、ROSE氏とも遭遇。大谷翔平投手らが所属する隣町、ロサンゼルスのドジャースとも合わせて地域の野球熱が盛り上がっていることを教わったほか「ここまで来てくれて感謝します。キャッチャーとのコミュニケーションを大事に無心で投げてください」とアドバイスももらった。
水山社長に投球後の大歓声について聞くと「そうでしたか?覚えてないですね。実は緊張していたのかも」と笑顔。「速いボールでなくていいから、とにかく届かせようという思いでした。うまくいってよかったです」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。



