ロッキーズ菅野智之投手(36)が29日(日本時間30日)、敵地でのレッズ戦に先発し、6回途中無失点と好投。今季3勝目(1敗)を挙げ、日米通算150勝まであと1勝(日本136勝、米国13勝)と迫った。

すべての球に意図を込めた、円熟味あふれるプレートさばきだった。3点の援護を受けて向かった初回。2死二塁から味方の好守にも助けられ、無失点で滑り出した。2回には、先頭打者に対し、フルカウントからピッチクロック違反を取られて四球を与えるなど、ピンチを背負った。

それでも、生命線の速球、スプリットに加え、大きく横へ曲がるスイーパー、やや縦気味のスライダー、時速140キロを超えるカットボールを駆使。「(レ軍は)首位を走っているだけあって、すごく厄介な打線。全球種がうまく機能した」と、納得の91球だった。

1年目の昨季は、ア・リーグ最多の33被本塁打とメジャーのパワーを痛感した。迎えた2年目。「打者天国」と呼ばれる高地デンバーを本拠地とするロ軍へ移籍したこともあり、1発対策、特に左打者への対応としてツーシームの精度に磨きをかけた。その結果、この日は打者の左右を問わず、内野ゴロで計7つのアウトを奪った。「低めに集められたのと、右打者に途中からインサイドのシンカー(ツーシーム)を使い始めて幅が出た」。シェイファー監督が「よくお膳立てをしてくれた。いい登板だった」とねぎらう働きだった。

日本人投手トップの3勝目で日米通算150勝に王手をかけた。打ち取る術を知るベテランの存在感は、再建途上の若いロ軍で日増しに大きくなってきた。

【動画】菅野智之、6回途中無失点の好投! 日本人トップの3勝目