世界的な衣料品ブランド「ユニクロ」を手がける株式会社ファーストリテイリングの柳井康治取締役(49)が、試合前にメディア対応を行った。
父の日のイベントで、この日は先着4万人にクリアバッグとTシャツを配布。今季から「ユニクロフィールド・アット・ドジャースタジアム」としてフィールド内に看板広告が掲示され、球団とのパートナーシップを結んでいる。
メディアとの質疑応答では、現地での反響や、今後の慈善活動、同社の会長兼社長の父・柳井正氏(77)についての素顔を語った。
主な一問一答は、以下の通り。
-今回の経緯について
ユニクロが初めて、ドジャースさんとパートナーシップを組ませて頂いて、皆さんにユニクロの「ライフウエア」というコンセプトの中で、商品を皆さんに体験してもらうということ、この場でイベントさせて頂くということで、その視察に参りました。球場も、いろんなところでセットアップされていてユニクロの商品を手に取ってくださっているお客さまを見て、とてもうれしく思っています。
-ドジャースタジアムにユニクロの名前が入って、その反響は
アメリカではそこまで知られていない存在だったのが、今回ユニクロフィールド・アット・ドジャースタジアムという名前にさせて頂いたことで、多くの方にユニクロってどういうブランドなんだろうとか、どうしてこのブランドの名前がついたんだろうみたいなことで認知度が上がってきているという風に思います。
-看板広告を見て、よりドジャースタジアムに親しみを持っている日本のファンもいる
うれしいですね。日本の3選手とも本当に大活躍されていらっしゃるので、それだけでも日本人としてとっても誇らしいなという風に思いながら、ずっとドジャースさんの試合は拝見してますけど、日本のファンの方がユニクロのロゴがドジャースタジアムにつくことでさらに親しみを感じていただけているということであれば、我々としても本当にうれしいです。日本のファンの方だけでなくて、ローカル(地元)の方にもなじんでいくとよりいいなと思っているので、ぜひローカルにいらっしゃる方にもなじんできたなと思ってもらえるように頑張りたいなと思います。
-今回のイベントに至るまでの思いは
ドジャースさん側とは(開幕前の)会見の後もいかにお客さまに喜んでもらえるかっていうのをずっと話していて、あまり大変なことはなくて、お互いポジティブにこうやったらよりお客さんが喜んでくださるみたいなことで、普段はたぶん1種類のものを例えばイベントの時だとお配りになる方々が多いんですけど、今回あえて2種類のものを配らせて頂く、1つだけじゃなく、2つある方がよりお客さん喜んでもらえる、そういうことをドジャースさん側と前向きに話し合えてやらせて頂けたので。商品が間に合う、間に合わない、で緊張するようなところもありましたけど、お話し合いをしていく中で困ったようなことというのは一切なくて。お互いアイデアを出し合って、ドジャースさんが今回外野にレフト、センター、ライトって3カ所写真を撮るような場所とかを作ってるんですけど、そういうのもドジャースさん側からいい場所をご提供いただいて、とてもありがたいなと思っています。
自分たちも普段お客さまに喜んでもらいたいなと思って、いろんなことを企画するんですけど、やっぱりドジャースさんは、特に球場に来られるファンがどんなことを期待しているとか、こういうことがあるといいよ、みたいなことのアドバイスがやっぱりとっても的確で、非常にありがたいなと思っています。
-今回はユニクロにとっても大きなイベント
これだけ大勢の方、少なくとも4万人とか5万人みたいな方々に同時に何かを提供するみたいなことっていうのはなかなか起こり得ないイベントなので。僕らにとっても大きなことですね。例えば国立競技場とかをお借りしてイベント自体をさせて頂くことはあるんですけど、そこで商品を配ったりするというようなことはそんなにないので、そういう意味では1つの場所で数万人、5万人の方にお配りするというのは我々にとっても初めての経験なので。皆さんからどういうご反応を頂けるか、とてもワクワクしています。
-父の日ということで、会長の柳井正さんから影響を受けたこととは
お客さまのことを常に思っているところですかね。仕事に関してだと、やっぱりそこが一番常にお客さまのこと、あとは従業員のこと、株主さんのこと、お世話になっているパートナーさんだったり、特に我々は自分たちで工場を持ってはいないので、基本的にはパートナーの工場の方々と一緒に成長してきているっていうことがあるので。そういうご協力頂いている方々のことっていうのは本当に何度も聞くので、そういう部分が仕事の上では一番影響を受けていますね。
プライベートだと、意外と思われるかもしれませんが、結構愛情深い人なんです。なかなかパブリックイメージだと、そういう部分って伝わりきってないところがあるなとは思いますけど、そこは自分もそうでありたいなとは思います。自分がどうかっていうのは自分の家族に聞いてみないと分からないんですが、その2つはやっぱり、仕事でもプライベートでも影響を受けているんじゃないかなと思います。
-ドジャースと取り組む活動の今後について
元々、パートナーシップを組ませて頂くときに、「世界一を目指しましょう」ということで、自分たちも世界一になりたいし、世界一をもう既に知っているドジャースの方と一緒にやっていきたいという思いがあったので、やっぱり目指すは世界ナンバーワンだというふうに思っています。パートナーシップの会見の時にも少しお話をさせて頂いた通り、社会貢献活動っていうのをお互いで一緒にやっていきたいと思っていて、それはロサンゼルスのコミュニティーの方に喜んでもらう社会貢献もそうですし、我々日本の企業なので、日本の方にも喜んでもらえるような社会貢献活動をやりたいなと。1度発表させて頂いた通り、日本から少年野球の方々をアメリカに招いて野球を体験してもらうようなイベントなんかも今後企画していきたいなと思っています。



