初戦を落とし後がないフィリーズが、延長10回の劇的逆転勝利で1勝1敗のタイに持ち込んだ。勝者は3日(同4日)からのドジャースタジアムでの地区シリーズに進出することになっており、ドジャースの対戦相手決定は1日(同2日)の第3戦に持ち越しとなった。

緊迫したロースコアの接戦が繰り広げられた試合は、7回にフィリーズがまさかのプレーで2点を勝ち越された。サイ・ヤング賞候補にも挙がっているエース左腕サンチェスが100球を超えたところで疲労の色が見え始め、四球とバント処理のミスで1死一、二塁のピンチを作った。そこでブレーブスの2番ボールドウィンが右翼へフライを打ち上げると、ハーパーが目測を誤ってグラブに触れるもまさかの捕球ミス。二塁走者をかえして1点を勝ち越され、さらに4番オルソンに犠飛を許して2点をリードされた。

流れを完全にブレーブスに渡したと思われたが、8回表に劇的なシーンが待っていた。2年連続3度目の本塁打王に輝いた2番シュワバーが先頭でポストシーズン(PS)1号ソロを放って反撃すると、次のハーパーも守備のミスを取り返す1号ソロを放ち2者連続本塁打で同点に追いついた。2-2の同点で入った延長10回には、4番ボームが勝ち越しソロ本塁打を放ち、これが決勝打となった。

痛恨の守備ミスから一転ヒーローとなったハーパーは「あのライトフライは捕球しなければならない球だったのは間違いない。だが仲間に助けられた。互いに支え合っているこのチームは素晴らしい」と話した。