2026年のワールドシリーズ「ブルワーズ-レイズ」は、23日(日本時間24日)からブルワーズの本拠地ミルウォーキー(アメリカンファミリーフィールド)で開幕する。82年以来44年ぶりの出場となるブルワーズ、08年以来18年ぶりのレイズは、どちらが勝っても球団史上初のワールドシリーズ制覇となる。

公式戦で103勝を挙げたブルワーズ、同98勝のレイズはともにリーグ最多勝率の第1シードから勝ち上がってきた。ここまでのポストシーズンで、ブルワーズはドジャース、レイズはヤンキースと、ともに資金力のある人気球団をスイープするなど、ローカル球団のたくましさを発揮してきた。

チーム力、戦術的にも「似たもの同士」。チーム打率はともに2割5分8厘とリーグ1位で、レイズはメジャー最少三振。盗塁数はブルワーズが同5位タイの162、レイズが同2位タイの164、犠打数はブルワーズが同5位タイの37に対し、レイズは同1位の45と、長打に頼らない、ベーシックな戦術で白星を積み重ねてきた。

投手力は、ブルワーズには今季サイ・ヤング賞の最有力候補ミジオロウスキーが大黒柱として存在する一方、先発陣の層はラスムセン、ペラルタ、マルチネス(元日本ハムなど)らが控えるレイズがやや有利か。救援陣はともに強力で、勝負所での継投が、勝敗のポイントにもなりそうだ。

ともに派手さはなくとも、堅実な戦いぶりには定評があるだけに、見応えのある「玄人好み」の試合が続き、第7戦までもつれ込む可能性もありそうだ。【MLB担当=四竈衛】