【特別対談】松本剛×田中瑛斗”差し込まれる“ジャイアンツタイム、絆アイコンタクト

今季の巨人を支えた投打の主軸が、「移籍組」から見た伝統球団のいまを語り合いました。今季加入の松本剛外野手(33)と昨季加入の田中瑛斗投手(27)。ともに日本ハムから移籍した2人は、最終戦まで優勝争いを繰り広げ、2位で終えたペナントレースを完走しました。互いの活躍をどう見ていたのか? 「堅い」イメージだった巨人に実際に入ってみてどうったのか? 伝統を感じる瞬間は? たっぷりと語り合ってもらいました。(※10月8日に取材)

プロ野球

★松本剛&田中瑛斗が語った主な内容

  • 日ハム時代の第一印象「絡みはそんなにない」
  • 「堅い」イメージの巨人 中に入ってみると
  • 移籍して良かったこと 2人それぞれの答え

◆松本剛(まつもと・ごう)1993年(平5)8月11日生まれ、埼玉県川口市出身。帝京では09年夏、10年春、11年夏に甲子園出場。3年時には主将を務めた。11年ドラフト2位で日本ハム入団。13年10月4日ソフトバンク戦でプロ初出場。17年アジアプロ野球チャンピオンシップ日本代表。22年は打率3割4分7厘で首位打者。FA移籍で今季から巨人に加入。130試合出場、打率2割7分4厘(チームトップ)、3本塁打、25打点、17盗塁。180センチ、83キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸1億1000万円。

対談した巨人田中瑛斗(左)と松本剛は笑顔で肩を組む(撮影・鈴木みどり)

対談した巨人田中瑛斗(左)と松本剛は笑顔で肩を組む(撮影・鈴木みどり)

◆田中瑛斗(たなか・えいと)1999年(平11)7月13日生まれ、大分県中津市出身。柳ケ浦では1年からベンチ入りも甲子園出場なし。17年ドラフト3位で日本ハム入団。19年9月27日オリックス戦で初登板。20年に右ひじを手術し、21年オフに育成契約。22年7月1日に支配下復帰し、同7日ロッテ戦でプロ初先発初勝利。24年オフに現役ドラフトで巨人に加入。25年からシュートを武器に中継ぎとして定着。今季は61試合に登板し、3勝3敗、42ホールド、2セーブ。45ホールドポイントで最優秀中継ぎ投手。プロ9年目で初タイトルとなった。184センチ、84キロ。右投げ左打ち。今季推定年俸4650万円。

日本ハム時代「絡みはそんなにない」

―シーズンお疲れさまでした。今季から再びチームメートになったおふたりですが、まずはお互いに初めて会った時の第一印象はありますか

松本全然覚えてない(笑い)。あんまりしゃべってないよね、最初の頃。

田中一緒に生活してないですからね。僕はもうあれです、剛さんは年の差があったんで、そんな1年目のペーペーがしゃべりかけていい人だとは思ってなかったんで。コミュニケーションを取るのが難しかったですね。

―入団時はどんな存在でしたか

田中上(1軍)でずっと出てる人なので。僕は育成選手みたいな扱いだったんで。野手と投手という違いもあるし、年の差もあるしっていうので、もう全然…。

松本絡みはそんなにない記憶ですね。

田中(現ソフトバンク)上沢さんと剛さんが同級生だったので、僕は上沢さんをずっと尊敬して、ひっついてやってたんで。そこの時にたまに剛さんが一緒にいるかなって。

松本僕のイメージですけど、上沢はすごく投げるのが好きなんですよ。もういつ見てもキャッチボールしてるみたいなタイプで。それに似てるというか。瑛斗もそういう、ピッチングじゃないけど、立ち投げというのかな、キャッチボールの延長線で、自分のバランスを考えてキャッチボールを丁寧にやってるやつだなっていう印象はありますね。上沢と絡んでるのを見てからですけど、そういう印象はすごくあります。

ロッテ対日本ハム プロ初勝利の日本ハム田中瑛斗(中央)は松本剛(右)からねぎらわれる=2022年7月

ロッテ対日本ハム プロ初勝利の日本ハム田中瑛斗(中央)は松本剛(右)からねぎらわれる=2022年7月

―逆に言うと、意識しだした段階はあるんですか

田中剛さんは多分僕のことを意識するとか一切ないと思うんですけど(笑い)剛さんがもう首位打者の年は数試合1軍で投げて、その時すごい頼りになるなっていうのを改めて思って。守ってもらってるし、打ってもらってるんで。そのぐらいの感覚ですかね。

―それこそ田中選手が巨人に先に移籍されて、松本選手が入ってくるタイミングから密に、という感じですか

松本元々普通にしゃべったりとかそういうのは全然してましたけど。同じ時間を過ごすことがね、あまりなかったんで、ハム時代は。巨人に来てからは結構絡むこと増えましたし、1年目で瑛斗が先にいてくれたんで、頼りにしてた部分は結構あったので。そこからはめちゃめちゃ絡んでると思います。

宮崎キャンプを打ち上げ、円陣の中で手締めする巨人大勢(中央)。後方右から田中瑛、松本=2026年2月

宮崎キャンプを打ち上げ、円陣の中で手締めする巨人大勢(中央)。後方右から田中瑛、松本=2026年2月

交流戦で勧誘「巨人に来てください」

―移籍を決める前に巨人のことを聞いたりする機会はあったんですか

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2008年入社後にスポーツ部(野球以外を担当します)に配属されて17年。25年4月に初の異動で野球部へ配属となりました。競技経験はありませんが、現在は息子が通う少年野球チームで“球拾い”コーチとして奮闘中。記者としても、様々な話題を拾います。ツイッターは@KengoAbe_nikkan。二児の父です。クラフトビール好きです。