【ヤクルト赤羽由紘】運命の日は「普通の日」育成からの下克上物語と思い出す“原点”

ドラフト会議には選手の数だけドラマがあります。2020年のドラフト会議でヤクルトから育成2位指名を受けた赤羽由紘内野手(26)もその1人です。エリート街道とは程遠い経歴の持ち主で、恵まれていたとは言えない環境の中で野球に打ち込み、つかみ取ったプロへの切符。今では1軍に欠かせない戦力となりました。そんな苦労人のドラフト当日の心境に迫りました。

「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」は22日、午後4時50分から開始予定です。

プロ野球

★赤羽選手が語った主な内容

  • ドラフト当日、泰然自若で迎えた運命の瞬間
  • 独立リーグ時代の苦労 自炊と割引食材で乗り越えた日々
  • 「応援してくれる人のために」原点を忘れずグラウンドへ

◆赤羽由紘(あかはね・よしひろ)2000年(平12)6月29日、長野県生まれ。日本ウェルネス筑北(現日本ウェルネス長野)の1期生。卒業後は19年からBC・信濃でプレーし、20年育成ドラフト2位でヤクルト入団。22年7月に支配下選手契約を締結。プロ6年目の今季は1軍で109試合に出場。打率2割4分1厘、6本塁打、30打点、9盗塁の成績を残した。176センチ、83キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸2200万円。

ヤクルト対阪神 7回裏ヤクルト1死一、二塁、赤羽由紘は3点本塁打を放ち笑顔で三塁を回る(26年4月28日)

ヤクルト対阪神 7回裏ヤクルト1死一、二塁、赤羽由紘は3点本塁打を放ち笑顔で三塁を回る(26年4月28日)

いつもと変わらない時間

赤羽は泰然自若と運命の日を待っていた。

「普通の日って感じですよね。普通に寝て、ご飯もめっちゃ食べられましたし(笑い)。朝起きて、朝ご飯食べて、球団事務所行かなきゃなみたいな感じでしたね」

20年10月26日のドラフト会議当日。人生の行方を大きく左右する日を迎えても、いつもと変わらない時間を過ごしていた。

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2001年12月生まれ。千葉県千葉市出身。10年に地元球団のロッテが日本一になった瞬間をテレビで見たことがきっかけで、野球の面白さを知る。高校時代は、土日休みだった硬式テニス部に入部し、週末になると野球観戦に出かける日々を過ごしていた。
武蔵大社会学部メディア社会学科を経て、2024年4月に入社。夏の高校野球取材では東東京地区を担当。東東京代表の関東第一が甲子園でも決勝まで勝ち上がり(結果は準優勝)、胸が熱くなった。同年10月から野球部配属となり、遊軍として各球場を転々とした。
25年1月から巨人担当。趣味はドラマ鑑賞、神社仏閣巡りなど。好きな食べ物はラーメン(特に家系)。