サイ・ヤング賞(最優秀投手賞)を5度獲得するなど米大リーグを代表する左腕として活躍してきたランディ・ジョンソン投手(46)が5日、現役引退を表明した。

 ジャイアンツでプレーした2009年は6月にメジャー24人目の通算300勝をマークしたが、肩を痛めて8勝6敗、防御率4・88に終わり、オフにフリーエージェント(FA)になっていた。

 ジョンソンは1988年にエクスポズで大リーグに昇格し、マリナーズ、ダイヤモンドバックス、ヤンキースなどでプレー。22シーズンで通算303勝166敗、防御率3・29を記録した。通算4875奪三振はノーラン・ライアン(引退)の5714個に次ぎ、大リーグ歴代2位。

 208センチの長身から「ビッグユニット」と呼ばれた。04年には大リーグ最年長の40歳8カ月で完全試合を達成している。