米大リーグは2日(日本時間3日)、4月の月間最優秀新人を発表し、ア・リーグでレンジャーズ・ダルビッシュ有投手(25)が選ばれた。5試合に先発し、リーグトップに並ぶ4勝(0敗)を挙げ、防御率は同5位の2・18をマークした。

 ダルビッシュは遠征先のトロントで「賞をもらってうれしい。今後も頑張ります」と球団を通じてコメントした。ワシントン監督は「素晴らしい。5月も4勝以上して今度は月間MVPを取ってくれれば」と話した。

 ダルビッシュは4月9日のマリナーズ戦でデビュー。当初は制球に苦しむ場面が目立ったが、徐々に実力を発揮し、同24日のヤンキース戦で8回1/3を無失点と好投。同30日のブルージェイズ戦でも7回1失点だった。

 2001年に始まった月間最優秀新人賞で日本選手は、イチロー外野手(マリナーズ)が01年4、5、8、9月の4度、石井一久投手(ドジャース)が02年4月、松井秀喜外野手(ヤンキース)が03年6月、岡島秀樹投手(レッドソックス)が07年4月に受賞した。

 ナ・リーグはダイヤモンドバックスのウェード・マイリー投手が3勝0敗、防御率1・29で選ばれた。

 ダルビッシュの5月最初の先発登板は、6日(日本時間7日午前2時5分開始)のインディアンス戦の予定。