<ア地区シリーズ:ロイヤルズ8-3エンゼルス>◇5日(日本時間6日)◇第3戦◇カウフマンスタジアム

 ロイヤルズ(ワイルドカード)が3連勝でエンゼルス(西地区1位)を下し、リーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。

 初回にトラウトのソロ弾で先制を許すも、ロ軍の勢いは止まらなかった。1回1死から青木宣親外野手(32)が左前打で出塁し、チャンスを作った。後続の安打と四球で2死満塁となったところで、ゴードンが走者一掃の中越え二塁打を放ち、一気に逆転に成功した。3回にも先頭青木が四球で出塁すると、1死後にホスマーの2ランで2点を追加。エ軍も4回にプホルスのソロ弾で1点を返したが万事休す。ロ軍は4回にもさらに2点、6回にも青木の中前適時打で1点を挙げて勝利を確実なものとした。

 青木は3打数3安打1四球と全打席で出塁。1打点2得点と得点にもからむ大活躍だったが、6回に適時打で出塁したところで代走を送られてベンチへ下がった。

 青木は「点差も開いた状況で終盤を迎えたんで、ある程度勝つことは確信してましたけど、勝ってホッとしています。キャンプ始まった時から今年は絶対世界一を取りたいと思ってやってきたし、あと2回(シャンパンファイトが)できるように頑張ります。」と3度目のシャンパンファイトでずぶ濡れになりながら勝利を喜んだ。