レンジャーズ・ダルビッシュ有投手(25)に特別待遇の「夏休み」が与えられた。6日(日本時間7日)からの本拠地でのツインズ3連戦の1、2戦目のいずれかで先発予定だったが、登板回避が決定。充電し、万全の状態で、選出の可能性が高い10日(同11日)のオールスター戦と後半戦に臨むことになった。

 ワシントン監督は「(前半戦)最後に投げさせるより、休ませる方が先へ向かえる」と説明した。先発陣に故障者が出る中、ダルビッシュは前半戦で16試合に登板し10勝5敗。5日(同6日)発表の「ファイナルボート」で球宴選出の可能性があり、酷使を避けるのが狙いのようだ。

 ダルビッシュは球団を通じて「体は大丈夫。フロントやコーチ陣が1年目というのを考慮して休養を与えてくれた。これを有効に使い球宴に選ばれたら投げられるようにしたい」とコメント。羽を休めて晴れ舞台、勝負の後半戦へ向かう。(シカゴ=高山通史)