<レンジャーズ0-1アスレチックス>◇14日(日本時間15日)◇レンジャーズボールパーク

 レンジャーズ・ダルビッシュ有投手(27)が、地区優勝を争うアスレチックス相手に7回4安打10奪三振1失点の好投も、打線の援護なく黒星を喫した。シーズン4度目の0-1敗戦は、1989年ハーシュハイザー(ドジャース)以来24年ぶりも「フラストレーションレベルはゼロです」。6回、ア軍クリスプのヤジに対し、マウンド上で「シーッ」と口元に人さし指を当てた。「僕の精神を崩そうとしている。ちゃんと自分の気持ちを自分のところに置いておくように意識しました」と冷静だった。(アーリントン=佐藤直子通信員)

 ◆0-1黒星

 ダルビッシュが0-1で敗戦投手となったのは今季4度目で、メジャーでは89年オレル・ハーシュハイザー(ドジャース)以来の出来事。ア・リーグでは、1916年ウォルター・ジョンソン(セネターズ)、1955年ビリー・ピアース(ホワイトソックス)と並ぶ3人目の珍記録となった。