<ワールドシリーズ:ジャイアンツ11-7レンジャーズ>◇第1戦◇27日(日本時間28日)◇AT&Tパーク

 ポストシーズン通算7勝無敗だった左腕リーが5回途中で降板した。救援投手がいきなり3ランを浴びて失点は7。「どんな試合でも普段通り」という冷静な32歳が、ベンチでつらそうな表情を見せた。

 2回の打席では、送りバントの構えから強攻して左中間二塁打を放ったが、肝心の投球は制球に苦しんだ。

 3回は死球で傷口を広げて17イニングぶりに失点。F・サンチェスに勝ち越しの二塁打を許した五回は2死後に四球を与え、連続適時打を浴びてKOされた。悔しさが募る104球となった。