<ワールドシリーズ:ジャイアンツ9-0レンジャーズ>◇第2戦◇28日(日本時間29日)◇AT&Tパーク

 レンジャーズの流れを決めたのは、不運な一打だった。0-0の5回、キンスラーの中堅への大飛球は、フェンス最上部に当たってグラウンドへ戻ってきた。大抵はフェンスを越えていく打球が、二塁打にとどまった。その後のマーフィーは遊直、トレーナーは遊ゴロと進塁打すら打てず、走者は二塁にくぎ付けで、結局無得点。ワシントン監督は「ケーンは外角を攻め続け、マーフィーは引っ張ろうとしたができなかった」と振り返った。