レンジャーズのコルビー・ルイス投手(31)が、30日(日本時間31日)の第3戦で救世主の期待を背負ってワールドシリーズ初登板を果たす。敵地で連敗スタートし、初開催となるワールドシリーズ本拠地試合は負けられない一戦となった。29日の練習前に会見し「残り5試合のうち4試合に勝たなければいけない。ミスはできない」と力を込めた。

 広島時代の経験はここでも生きる。会見では「日本でのビッグゲームは」という質問に「2年目にはシーズンと本拠地開幕戦の両方に先発した。とてもいい経験だった」と答えた。広島2年目の昨年は開幕投手に指名され、東京ドームで巨人に勝利。だが新本拠地マツダスタジアムのオープニングゲームとなった中日戦では9失点KO。栄光も屈辱も味わったルイスが、大一番に立ち向かう。(アーリントン=大塚仁)