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西武のカノだ 2番栗山で攻撃的オーダー

西武栗山は手締め後にマウンド上の盛り塩で手を清める
西武栗山は手締め後にマウンド上の盛り塩で手を清める

 西武が「2番栗山」の攻撃的オーダー構想を描く。20日、宮崎・南郷キャンプを打ち上げた。キャンプ中は紅白戦を2試合行ったが、近年は1、3番が多かった栗山巧外野手(31)を2番に据えていた。田辺徳雄監督(48)は、打順の意味合いについては時期尚早とした上で「2番栗山というオプションはある。攻撃的に戦える」と話した。

 栗山は08~10年は2番が定位置だった。特に前回の日本一となった08年は打率3割1分5厘、10本塁打、71打点、21犠打と万能の働きを見せた。栗山も「2番は進塁打のイメージがあるけど、併殺になっても責任を負う覚悟で強く打つことを心掛けてきた」とポリシーを持つ。理想の2番像にヤンキースの常勝時代を築いたジーター、カノの名前を挙げ「(2番がはまれば)スモールベースボールじゃなくて、ビッグベースボールになる可能性がある」と目を輝かせた。

 構想を実現させるためのカギがある。田辺監督は「1番に走れる選手が置けるか。木村、金子侑、秋山あたりでね」と言う。俊足の1番が固定できれば、栗山から3番に13年打点王の浅村、昨季のダブルホームランキングの4番中村、5番メヒアと12球団屈指の上位打線が組める。2番栗山が暴れ獅子の象徴になる。【広重竜太郎】

 [2015年2月21日7時24分 紙面から]









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