4年ぶりに古巣復帰した阪神藤川球児投手(35)が1日、沖縄・宜野座キャンプ初日から精力的にブルペン投球を行った。

 直球やカーブなど変化球も用いた合計80球の投球。チームに合流し「野球を楽しみながらやっている。ケガしないようにしたい」と振り返った。

 藤川のブルペン投球に驚いたのは、金本知憲監督(47)だ。捕手後方から密着チェック。「一番、回転のいい球を投げていました。やっぱり、モノが違う。先発で準備してもらうけど、中継ぎでも後ろの方の順番を任せられる。もっと若い選手で、オッと言わせて欲しかったけど、球の質が違う。自分が打席に立てば、このストレートを狙ってもファウルになるんじゃないかと感じた」と絶賛していた。基本的に先発起用の方針だが、チーム事情によって救援での登板も検討されそう。かつてのリリーフエースは健在だった。